FLORAL DIARY

イギリス買付日記③Totnes トットネス

 

間があきましたが、昨年秋のイギリス買付日記の続きです。

イギリス南西部デヴォン州の小さな町・Totnesトットネスに家族を訪ねて行ってきました。

ロンドンからTotnes へは、電車で約3時間半です。ロンドン発着の電車は結構ドキドキ。遅れることも多いですし、「〇〇行は、何番線に何時発に変更になりました」とアナウンスされ掲示板に表示されてから数分後に音もなく出発するので、ボーっとしてはいられません。ということで、のんびりやの私には、マイペースで動けるレンタカーの旅が向いてはいるのですが、美しい車窓を眺めながらのんびり出来る列車の旅もやはりいいものですね。

車窓からずーっと続く緑の丘陵を眺めて、眺めて、美しい小さな町、トットネスに到着です。

(上の写真のお散歩中の人物は知らない方々です( ;∀;)秋深まる公園の緑にカラフルなお洋服が映えて素敵だったので…)

弟ファミリーの移住が決まってから、その街の名前を知らなかった私は、「どこだっけ?」と何度も聞いてしまったのですが、このTotnesという町は、トランジションタウンとして、サステナブルタウンとして実は有名で、日本の友人知人にも行ったことがあるという人が何人もいて驚きました。

サステナビリティとは、「持続可能性」のこと。将来も私達が地球上で生活を維持できるよう環境面でも社会面でも配慮するという意味で使われています。私たちに身近な例で言えば、魚の乱獲をしないというようなことです。日本でも一般的になって来た言葉ですが、トランジションムーブメントというのは、私は勉強不足で知らない言葉でしたので、まだよく理解はしていないのですが、ちょっとまとめてみますと、

トランジションという言葉自体は、「移り変わり」「移行」という意味で、エネルギーを多量に消費する脆弱な社会から、適正な量のエネルギーを使いながら、地域の人々が協力しあう柔軟にして強靱な社会、持続可能な社会への移行を目指す活動で、2006年にロブ・ホプキンズが仲間と共にこのトットネスの地で小さな活動として始めたものです。

現在では、イギリス全土はもちろんのこと、ヨーロッパ各国、北南米、オセアニアなど世界中の1000を超える市町村で実践される大きな動きとなっています。

脆弱性の反意語で、復元力を意味する「レジリエンス」と、地域に目を向け、地域内の資源を最大限生かし、循環させる「リ・ローカリゼーション」という二つのコンセプトがトランジションムーブメントの核となっており、気候変動と、ピークオイル(石油の資源量には限界があり、21世紀の中頃までに世界の石油生産がピークを迎え、その後は減っていくという考え方。)の問題解決の為の考え方です。

食料もエネルギーも、仕事も経済も、地域にとって大切なものを「再び住民と地域の手に取り戻そう」と、トットネスでは、さまざまな分野で実際に「リ・ローカリゼーション」の動きが進行しています。草の根で始まった活動も、地道で丁寧な説明を続けることにより、個人や、学校、商店、企業を巻き込んで様々な活動になっているのだそうです。

こちらが街のメインストリートのイーストゲイト。左右に可愛らしいショップがところ狭しと並んでいます。

こちらは、ハーブやスパイス、オイル、石鹸などを量り売りしてくれるお店。オイルやスパイスなどは、使いきれなかったり、使用頻度が高くないものはフレッシュでなくなってしまったりしますので、必要な分を必要なだけ買えるのがいいですね。ディスプレイもとってもお洒落で素敵です。

生活必需品を売るお店や、ティルームや、チャリティショップやアンティークショップやちょっと高級なセレクトショップや地元のアーティストの作品を扱うギャラリーなどなど。見たいお店がたくさんです。

 

今回は残念ながら日程が合わなかったのですが、町の広場ではオーガニック食材やクラフトのマーケットが開かれ、たくさんの人で賑わうのだそうです。今回は、家族に会うことが目的の短い滞在でしたが、色々な面で魅力的なこの町に、次回はもう少し長く滞在してみたいなと思いました。

長文になってしまったトットネスの旅。次回に続かせてください。

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