とんぼ玉の勉強をしています
Beyulさんのネックレスを扱わせていただけることになってから、それまで全く未知の世界だったとんぼ玉の勉強を始めました。とんぼ玉、アンティークビーズと言えば、江戸のものか、だいぶ昔にヴェネチアで見学したものを思い出すぐらいでしたので、BeyulさんのCollectible Antique beads の世界を初めて見たときの衝撃は忘れることが出来ません。
古来から自然への畏敬、護符としての役割を持った天然石でしたが、人間はそれを模して、あるいはそれ以上に美しいガラス玉を作る技術を身につけました。とんぼ玉の歴史は古代エジプト時代にまで遡るそうですが、美しいものを手に入れたいという欲求は今も昔も変わりがないのかもしれません。時に魔よけとして。時に権力と富の象徴として。時に親から子へ代々受け継がれる大切な思い出として。
とんぼ玉の勉強を始めましたと偉そうに書きましたが、まだ本を数冊読んだぐらい。入り口に立ったのかどうかもわからず、途方に暮れてるのが現状です。何と奥深い世界でしょうか。何の分野でもそうなのかもしれませんが、この勉強は永遠に終わることがなさそうです。机上の知識だけでなく、実際にAntique Beadsを求めて世界中を旅するBeyulさんの軌跡を読むことが一番ワクワクして、そして実のところそれがAntique Beadsというものを知る一番確かな方法ではないかと思っています。
同時にこの世界は偽物、作り物も多く、その見極めは素人には非常に困難です。でも、どうぞご安心ください。FLORALで扱わせていただく品は全て、Beyulの確かな目で選ばれたものや、またそれを使って製作されたものです。ご質問などは曖昧にせず、FLORALが責任を持ってBeyulに確認を致します。
まず最初にご紹介するのは、ヴェネツィアンビーズ・ミルフィオリとホワイトハーツのネックレスです。
ミルフィオリとはイタリア語で「千の花」その名の通り、たくさんの花が小さな世界一杯に咲き乱れます。
カンナというモザイクの棒を薄切りしたものが、ムッリーネ。金太郎飴や寄木細工をイメージしていただけると良いと思います。
そのムッリーネを寄せ集めて一つにしたものが、ミルフィオリとなるのです。ですから、その組み合わせは限りなく、個性的で独創的なのです。
ネックレスとして繋ぎ合わせるただのパーツとして見過ごされそうな、赤い玉は「ホワイトハーツ」と言われるもので、この赤は、世界中の人を魅了しました。アジアの少数民族の女性達がたくさんのホワイトハーツをどっしりと重ねてつけている写真をご覧になった方もいるかもしれません。
この写真では見えませんが、断面を見ると、内側の芯の部分が白くなっている為、ホワイトハーツと名付けられました。下地が白いのは、上に色ガラスがのった時、美しく見えるようにという細やかな技法なのです。
詳しくはお問い合わせください。
Christine Bradfordのクラッチバッグ
秋冬の素敵なクラッチバッグのご紹介です。
イギリスの女性作家Christine Bradford作の一点もので、写真のグレーの他にブラウンがございます。
Harris Tweedのツイード生地とアンティーク、ビンテージのレース、布地、パーツを組み合わせて作る彼女の作品は、地元のマダムに大変な人気があり、それぞれが一点ものの為、その時の出逢いでしか買わせていただくことが出来ないのがまた魅力です。バッグの他にもアクセサリーの製作にも意欲的で、今回は数種類のブローチをいただくことが出来ました。どれもシックな趣でありながら、古さや重さを一切感じさせない彼女のセンスが溢れています。
Harris Tweedについてほんの少し
高品質のツイードブランドとして、英国民に長く愛されている「ハリスツイード」。その品質保証の厳格さは驚くべきものです。スコットランドのヘブリディーズ諸島の職人たちが、スコットランドの特定の場所で有機飼料で飼育されたブラックフェイスと呼ばれる子羊の新毛を、島民の家で、手で紡ぎ手織りしたものだけが1909年に発足した英国ハリスツイード協会に認められ「Harris Tweed」ブランドを名乗ることが許されます。生産者はその基準を順守しなければハリスツイードの生産に関わることが許されないほど、厳しく管理され、宝珠に十字を抱いた紋章を与えられることで、その品質を100年以上守り続けています。一度手にすれば、その品質の高さのみならず、伝統的でありながら新しさを感じさせる美しい色の組み合わせに、他のものとは一線を画すものであると納得されるはずです。
夏日が続きますね
秋はどこへ行ってしまったのかと思うぐらい季節外れの暑さが続きますね。
皆様、体調崩されていませんか?
「おしゃれは痩せ我慢」とはファッション評論家の方の言葉ですが、秋冬物を着こなすには相当の汗と我慢が必要ですね。日曜日からはやっと秋らしい気候になるようです。
写真は、California sunshine?的な背景ですが、圧縮ウールのワンピースのご紹介です。デザイナー佐野淑子さんがFLORALのイメージに合わせ特別に作ってくださいました。シンプルでいて遊び心と流行も忘れない、大人の女性のためのラインです。裾はアシンメトリーで風に美しくなびくようです。これから色々なデザインを発表して参ります。こちらもほとんどが一点ものとなりますので、是非一度ご覧いただければ嬉しいです。
このキレイなモデルさんにはご来店いただいても会えません。ごめんなさい・・・。
FLORAL 花柄
流行ファッションには疎いわたしですが、フローラルプリントの流行は今年も続いているような気がします。街には可愛らしい花柄ミニスカートの女の子がたくさんいましたよね。いくつになってもやっぱり花柄大好き。外国マダムのように年齢を気にせず好きなものを年相応に着こなせたら素敵ですが、そうもいかないのでついつい集めてしまうのは、花柄の小物や食器達。このお店の名前の由来でもあります。
日々の食器だけでなく、小物入れにしたり、アクセサリーケースにしたり。幸せ気分を運んでくれます。
窯名のない1050円の可愛いプリントから、根強い人気のCarltonWare¥4,200、最近コレクターに人気のMaling¥8,400まで。小皿と言っても様々です。是非一度ご覧いただけたら嬉しいです。