FLORAL DIARY

2016年1月

エジプトより

 

まだ年始の賑わいが続いているかのような鎌倉ですが、早いもので、もう1月も最後の週末となりました。Beyulさんはネパールに、Nefer Galleryさんはエジプトに、それぞれいらっしゃいます。今年もどんな出逢いがあったのでしょうか。私もとても楽しみにしています。

そんな中、エジプト滞在中のNefer Gallery 金田理恵さんからお電話をいただきました。毎年続けていらっしゃる寄付を届けるため、そして、仕入れの旅。とても素敵な出逢いがたくさんあったとのご連絡です。

それを受けまして、フローラルでは、鎌倉路地フェスタ会期中にNefer Gallery 「Nevin Altmann展」を開催致します。私も大好きなNevin Altmannの刺繍のバッグやストール、届いたお写真を見て、ワクワクしています。今回は、春夏にぴったりの気軽に楽しくお持ちいただけるセレクトです。

路地フェスタは、 4月23日(土)~5月1日(日)ですが、

Nevin Altmann展は、その1週前より開催致します。4月16日(土)~5月1日(日)

詳細はまた近くなりましたらお知らせさせていただきます。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

英国王立キューガーデン

IMG_20160128_0002

先日、パナソニック汐留ミュージアムで開催されている 世界遺産キュー王立植物園所蔵 「イングリッシュガーデン・英国に集う花々」に行ってまいりました。

キューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)は、18世紀半ばに宮殿併設の庭園として開園し、今では膨大な資料を有する最先端の植物学の研究機関であり、また22万点ものボタニカルアートを収集するミュージアムでもあり、広大な美しい植物園でもあります。2003年には世界遺産に登録されています。

ロンドンのキューガーデンには学生時代に一度行ったきりで、大人になってからゆっくり行きたいと毎回思いつつも、買付けの際にはなかなか時間が取れず。昨年は、キューガーデンから車で3分に位置するホテルにわざわざ宿泊したものの、時間が作れず行くことが出来なかったのです。本当に残念に思っていたところにこの展示会を知り、楽しみに行って参りました。

今回の展示では、キューガーデン所蔵の黎明期から現代までのボタニカルアートの名品から、キャプテンクックの第一回大西洋航行に同行し、後に園長となった植物学者ジョセフ・バンクスやダーウィンらの直筆の研究資料、ウィリアム・モリスなどイギリスの植物を愛したデザイナーの作品など厳選された150点が展示されていました。

大航海時代以降、探検家たちによってもたらされる新種の植物にヨーロッパの人々は魅せられ、その植物は記録と研究のために緻密に描かれました。それはボタニカルアートとして確立し、当時の王族、貴族から、庶民へ、そして現代の私達をも楽しませてくれているのだとその流れをみることが出来ました。

私個人的には、ウィリアム・モリスや、ジョン・ラスキンによるテキスタイルや陶磁器、調度品、服飾品が思いがけずたくさん展示されていたことも嬉しいことでした。絵画の所蔵はキューガーデンですが、「わー素敵!」と思うこれらのほとんどは、マイケル&マリコ ホワイトウェイ夫妻の所蔵となっていました。美術コーディネーターであり、アンティークディーラーであるご夫妻なのだそうです。他にはどんなものをお持ちなのか、空想してしまいます。

ダーウィンの母方の祖父は、あのウェッジウッドの創設者であるジョサイア・ウェッジウッドであり、ダーウィンの妻もまたウェッジウッド一族出身で、非常に結びつきの強い両家だったのですが、ウェッジウッド初期のボタニカルデザインの器も展示されており、とても興味深いものでした。また改めて手元にあるウェッジウッドの作品を手に取ると、その一つ一つに当時のデザイナーの思いがあるのだということに感慨を覚えます。

絵画からテキスタイル、陶磁器まで、英国の「花」の溢れる素敵な展示会でした。

フローラルにも、器、クロス、刺繍、シルバーなど、庶民の愛したフローラルデザインが溢れています。ぜひこちらにもお遊びにお寄り下さいませ。

IMG_20160128_0003

 

Royal Copenhagen Flora Danica

DPP_2333

今回は、フローラルとしては珍しくイギリスのものではなく、デンマークのロイヤルコペンハーゲンのお品をご紹介させていただきます。フラワーデザイン(フローラル)のものを中心に扱っておりますフローラルですが、こちらは紛れも無く、その最高峰です。

不朽の名作・ロイヤルコペンハーゲン フローラ ダニカシリーズ

DPP_2379

フローラ ダニカは、1790年デンマークのフレデリック王子が当時親交の深かったロシアの女帝エカチェリーナ2世に献上するために製作が始まりました。

「フローラ ダニカ植物辞典」からデンマークに生息する植物を2600個もの器に描くという壮大なプランは、1796年エカテリーナ2世が亡くなったことにより中断され、完成をみることはありませんでした。

忠実に描き写された美しい草花と24金の金彩はその美しさからも、技術の高さからもデンマークの至宝と称されるものです。現存する当時のものはローゼンボー城に国宝として展示され、その後脈々と受け継がれてきた高い技術により現在も製作され続けているフローラ ダニカは、世界中の人々を魅了しています。デンマークの公式晩餐会でも使用されています。

ヴィンテージのUSED品としてお取り扱いしておりますが、ほぼ使用されずに保管されたもので、大変良好な状態です。専用のお箱はあるものとないものがございます。

詳しくは、こちらをご覧くださいませ。

通常店頭には並べておりませんので、お手に取ってご覧になりたい方は、事前にお知らせくださいませ。

DPP_2410

 

鎌倉近代美術館

P1040890

神奈川県立近代美術館・鎌倉館閉館まで、あと11日となってしまいました。

老朽化や耐震基準を満たしていないとのことで、当初は本館を含め、閉館取り壊しとのニュースにショックを受けた方も多かったと思いますが、その後の調査で、本館の耐震補強工事により建物の保存は可能との結論が出されました。今後、敷地を所有する鶴岡八幡宮と県との協議が重ねられるとのことです。

鎌倉近代美術館は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの弟子である坂倉準三(1901-1969)設計により、戦後まもない1951年11月、鶴岡八幡宮の敷地内に日本初の公立近代美術館として開館しました。平家池に迫り出すように設計された美しい建物は、日本を代表するモダニズム建築です。

晴天のキリリと冷たい空気が気持ち良く、フローラルオープン前の午前中に行って参りました。最後の展示会として、「鎌倉からはじまった。1951-2016 Part3:1951-1965鎌倉近代美術館誕生」が開催されています。

館内に入るのは、実は子供の頃以来でした。

構想・建設から1965年までの草創期の活動が、当時の企画展にちなんだ所蔵作品や写真・資料とともに紹介されています。当時のポスターなども見ることが出来、見応えのある展示室となっていました。

P1040881

桂離宮の古書院の月見台を参考に、近代建築の中に伝統的な日本建築を想像させる空間を作ったされるテラス。キラキラと水面が反射する天井とピロティ(列柱)が印象的。水中から立つ鉄骨を自然石で両側から挟み、水面上の柱石のように見せています。

写真には上手に写っていませんが、内藤礼による、天井から弧を描くように吊り下げられた透明なビーズの精細な作品が、光っています。

P1040883

テラスから続くのは、大谷石とガラスの壁からなる半屋外の彫刻室。イサム・ノグチの「こけし」が可愛らしく佇みます。

P1040885

P1040886

小さな四角のガラスブロックの後ろから「こけし」を覗くのも忘れずに。

喫茶室でピザトーストとカフェオレの朝食もいただいてきました。中3階との吹き抜けの壁画は田中岑(たかし)によるもの。美しいオレンジ色がモダンな喫茶室にぴったりです。長い間白い壁で覆われていましたが、2003年に修復され再び見ることが出来るようになったのだそうです。

P1040873

館内は、別れを惜しむ多くの方で賑わっていましたが、10時頃の喫茶室は一番乗りで、静かな時間を楽しむことが出来ました。これからいらっしゃる方は、まず最初に喫茶室にいらっしゃるのも良いかもしれません。週末の開館直後のチケット売り場は行列が出来ています。

そして、お帰りには、是非フローラルにもお立ち寄りくださいませ。

2016年1月31日まで

午前9時30分~午後5時 (入場は午後4時30分まで)

大人1,000円 65歳以上500円

P1040871

P1040889

 

バレンタインフェア

valentine 2016

今年もフローラルでは、Patisserie Rさんの美味しいお菓子と、山中あすかさんの素敵なブーケをご用意して、バレンタインフェアを開催いたします。

日本では、女性から男性にチョコレートを渡す日、告白する日。という風習になりましたが、欧米では、男女に限らず大切な人にカードやお花を贈る日。ロンドンの高級フラワーショップでお仕事をなさっていた山中あすかさんも、バレンタインは奥様や恋人に花束を贈る男性のお客様で、一年の中でも最も忙しい日に入るとおっしゃっていましたよ。

あすかさんのお花をお部屋に飾って、玲子さんのお菓子をいただく。これ以上の幸せがあるでしょうか。そして願わくは、お花の器もティタイムの器もフローラルのものをお選びいただけたら嬉しいです(^^)

 

NULL

 

ストロベリー

DPP_2545

今日は、八幡さまで早朝に左義長神事のお焚き上げ(どんど焼き)が行われました。年頭に当たり、穢れを祓い清め、暖かい春の到来と今年の豊かな収穫を祈る火祭り。フローラルの庭にも薄っすらと灰が降りましたので、有難くいただきました。

庭のいちごが可憐な白い花をつけています。路地ものいちごは春ですが、八百屋さんにもいちごが並び始め、嬉しい日々です。

いちごの刺繍や器を出してみました。一足早く春の訪れたような楽しい気分になりますね。ウェッジウッドのワイルドストロベリー。定番ですが、やはり素敵です。

DPP_2542

DPP_2544

DPP_2547

ウェッジウッド ワイルドストロベリー デザートボウル 6枚セット

SOLD OUTとなりました。ありがとうございました。

成人の日

DPP_2529

成人の日の今日。3連休の最終日でお天気も良く、鎌倉もたくさんの方が散策なさっていました。

今日は、珍しくお着物の若い方が何組かご来店下さいました。若いカップルがとてもお似合いで素敵だったので、お二人揃ってお着物なんて素敵ですねとお声をかけましたら、「人生初着物なんです!」とのこと。初着物にしては、とてもリラックスして着こなしていらっしゃいました。鎌倉でレンタルして着付けてもらい散策しているとのこと。そんな一日も雰囲気があって良いですね。

お着物にも合う、素敵なビーズのバッグ、フローラルにもございます。優雅な総ビーズのバッグは、裏面も可愛らしいバラがきちんとあしらわれています。お着物にシックに持っていただいても、大人のカジュアルなお洋服にモダンに合わせていただいても素敵ですね。もちろんパーティシーンにもお使いいただけます。

25センチ×14.5センチ(本体部分のみ)

¥21,000(税別)

 

 

 

正月ぼたん

DSC_0309

フローラルは、鶴岡八幡宮の東側に面しておりますが、塀の向こう側には「神苑ぼたん庭園」があります。開園期間は、元日~2月中旬までの「正月ぼたん」と4月~5月上旬までの「春ぼたん」と限られており、今まさに「正月(冬)ぼたん」の見頃を迎えています。

年末の数日間は、早朝から夕方まで、みなさまをお迎えするお庭のお手入れのブロワーや竹箒の音がずっと聞こえておりましたので、開園を楽しみに拝見して参りました。

神苑ぼたん庭園は、昭和56年、鶴岡八幡宮創建800年記念事業の一環として源平池を囲む回遊式日本庭園として開園。今年は暖冬ですが、この季節ならではの霜よけの藁が何とも風情があります。色とりどりの華やかな大輪の花と源平池のコントラストが美しいお庭です。

パンフレットを見ますと、「ぼたんは、古くから鎌倉彫の意匠に用いられるなど、鎌倉に縁の深い花です。」とありました。そうそう、と思い出し、亡き祖母が彫ったお盆を取り出してみました。洋のものとも合わせて大切に使わなくては。

DPP_2517

鶴岡八幡宮へのお詣りの際に訪れてみてはいかがでしょうか。フローラルにもどうぞおついでにお立ち寄りくださいませ。

開園時間 午前9時~16時30分(入園は16時まで)

拝観料 大人500円

仕事始め

P1040189

本日仕事始めとさせていただきました。

暖冬の影響もあるのでしょうか、それとも種類なのでしょうか。フローラルの庭のとても可愛らしい梅が開花しております。

こちらに移転して参りましたのが秋のこと。冬へと季節が変わりましたが、木々や花々の季節の移ろいをはっきりと感じられる場所だと実感しています。

本年は、まず1月は、年末に新しく入って参りました素敵なお品たちをご紹介させていただきます。2月には、バレンタインフェア。PatisserieRさんが美味しいお菓子を作ってくださいます。3月には大人のためのスタイリッシュで上質なパールジュエリーを扱うマリンさんとご一緒する展示会。

4月には、尊敬する鎌倉山・House of Potteryさんと「英国展」をご一緒させていただきます。日本でもイギリスでも、尊敬する素敵な女性経営者の方々とのご縁に恵まれ、可愛がっていただけることに本当に感謝しています。机では学べないことをたくさん授けていただいています。

5月にかけては、鎌倉路地フェスタと続きます。その間には、私もとても気に入って、お客様にもご好評をいただき、完売しておりました、韓国の女性作家さんのアクセサリーの買付けに韓国へも行く予定でおりますので、上半期もあっという間に過ぎてゆきそうです。

ご一緒しておりますNefer Galleryさん、Beyulさんも本年も意欲的に世界中の素敵なものをご紹介くださることと思います。私もとても楽しみです。

素晴らしいお客様に支えていただいておりますフローラルです。イギリスの買付けの活気を思い出しながら、本年もたくさんの素敵なものをみなさまにご紹介出来るよう決意を新たにした年の始めです。本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

(写真は、イギリスのお気に入りの場所やお店や、ものたちです。年の始めに改めて)

 

V&A Museum

P1040341

お正月のお休み中に、イギリス買付けの旅のおさらいをしてみました。

限られた時間の中で、残念ながらロンドンの美術館や博物館に行く時間をほとんどとれないのが現実なのですが、ケンジントンのVictoria & Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館)は、是非とも訪れたい場所。芸術とデザインを専門分野とし、そのコレクションの質と内容の豊富さにおいて世界に並ぶものがないと言われます。

陶磁器、家具、衣装類、アイアンワーク、ガラス細工、宝石、金属細工、写真、彫刻、織物、絵画 などなど興味のあるものだけが全て詰まっていると言っても過言ではありません。400万点以上のコレクションは、とても一日で見て回れるものではありませんし、丸一日時間が取れるわけでもありませんので、今回は、こことここと決めなければなりません。そしてもちろん、ウィリアムモリスらがデザインしたティルームでランチをする時間もとらなければなりませんし、ミュジアムショップも外せないし。

今回楽しみにしていたのが、2010年に新設された『Ceramics』陶磁器の部屋。素晴らしいコレクションと聞いてはいたのですが、今回初めて訪れることが出来ました。

P1040377

 

足を踏み入れるとそれはもう圧巻の一言。他の階の展示方法と違い、説明文やディスプレイの要素はほとんどなく、ひたすらぎっしりと天井まで所蔵品が展示されています。棚板はもちろんガラスですので、上を見上げれば底のバックマークなども全て見ることが出来ますので、陶磁器に興味のある方には天国のような場所なのです。興味のない方には、ただただ目眩がしそうな場所かもしれまません。これはもうこのフロアだけで一日過ごせそうです。

 

国別、エリア別、年代別、窯別、種類別に分類され、整頓された様はその分類が既に芸術と思えるほどで、ティカップだけの棚、ティポットだけの棚、土器に近いものから、ミュージアムピース、 日常使いの食器もあり、見応え十分です。

 

更にはフローラルでも扱わせていただいているシェリー、スージークーパーやプールポタリーなど近現代のものまで見ることが出来ます。自分の持っているものが並べられているのを見るのも嬉しいものです。これから10年20年、50年と、今では新しい物も加えられていくのでしょう。

 

大好きなスリップウェアも無造作に重ねられ、たくさん見ることが出来ます。(日本民藝館のほうが素晴らしいですが)

 

写真を撮るのも自由で、有り難いことにイギリスの多くの美術館がそうであるように、入館も無料。ですので、必ず館内マップは買うようにします。それでもわずか£1です。

ここばかりは、お友達や家族ともペースを合わせるのは難しいので、一人行動が良いかもしれません。場所は最上階の6階。1階から順に見ていると時間切れになってしまいますので、器のお好きな方はまず先に6階にいらっしゃることを是非おすすめいたします。

そして、余韻にひたりながら1階におりてカフェで軽食を。優雅な場所でありながら、カフェテリア形式なので気楽です。

明けましておめでとうございます

20160101204359

明けましておめでとうございます

佳き新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

滞在中の八丈島から、2016年初日の出です。今年は、地元の漁師さん達も驚くほどにクジラ達を間近に見ることが出来ます。

雄大な自然と太陽からパワーをいただき、本年も頑張って参りますので、本年も変わらぬご愛顧の程、お願い申し上げます。

 

Monkey sitting on building