2014年10月
かぼちゃのパイ
皮が白いかぼちゃをいただきました。
何だか随分可愛い顔になってしまいましたが、ハロウィン風にジャック-o-ランタンのパンプキンパイにしてみました。
甘いパイではなく、お食事パイです。
パイ生地は冷凍のものを使いますので、とっても簡単です。
蒸かしたかぼちゃをつぶして、生クリーム(牛乳でも)、コンソメ、胡椒で味を整えてかぼちゃのサラダを作ります。
次に、鍋に玉ねぎを炒め、ひき肉とホールトマト、お好みの調味料でトマトソースを作ります。
パイ生地の下の部分は下焼きしておき、上のかぼちゃとトマトソースを入れます。2層にしてもよいですが、私は混ぜてしまいます。
上から、伸ばして目と口を切っておいたパイ生地をかぶせて、卵黄を塗り、180℃のオーブンで、20分程焼けば出来上がり!
器はこちらです。素朴な陶器で縁に厚みがあり、とても存在感があります。
秋の夕暮れ時
一日の終りと感じる時間が本当に早くなりました。キャンドルの灯りが似合う時間が長くなったということでもあります。
キャンドルスタンドは、1800年代後半のもの。これなら倒れる心配がなくていいですね。
とっても綺麗なお花・ありがとう!深いピンクが素敵です。
AUTUMN starts to chill the air
Until the trees look sad and bare,
Time for fire-side tale, you know,
Underneath the lamplight’s glow.
Makes you feel you want to sigh,
Now the summer’s stolen by.
Author unknown
須賀敦子の世界展

木々の向こうには、ベイブリッジ
気持ちの良い秋の休日。母に誘われ、横浜の神奈川近代文学館で開催されている「須賀敦子の世界展」に行って参りました。
散策日和のあたたかな日で、待ち合わせ前に港の見える丘公園にある山手西洋館の一つ、イギリス館とお隣のローズガーデンを見学。ローズガーデンは、秋のバラがちょうど芳しく、美しく咲いていました。
イギリス館は、ハロウィンの装飾でとっても賑やかな雰囲気でした。
須賀敦子(1929~1998)が愛したイタリアについて綴ったエッセイ『ミラノ 霧の風景』を刊行したのは、61歳の時だったそうです。若くしてフランス、イタリアに留学、谷崎潤一郎、川端康成などのイタリア語訳を手がけ、帰国後はギンズブルグ、タブッキなどの邦訳で日本にイタリア文学を広め、エッセイの美しい文体で愛読者を魅了しました。
恵まれた幼少期から留学中、イタリアでの結婚生活、そして帰国してからの生涯を、その作品、写真、そしてたくさんの書簡を通して知ることが出来る展示でした。
若き敦子が留学先から父や母綴った手紙はとても美しく、その美しさは「手紙の書き方」などの本からは決して学ぶことは出来ないのだと感じました。写経の様に写して書いてみたくなるような。
アンティークと共に楽しむ秋のスイーツin箱根やまぼうし
明日、10月25日土曜日は、「アンティークと共に楽しむ秋のスイーツ」開催の為、鎌倉の店舗はお休みをいただきます。
お天気も良いようで、とても楽しみです。
シックな色合いが秋の色のような美しいお皿は、1886年~1905年の間に作られた、William A Adderley and Co. のものです。
William A Adderley and Co.の名前としては、1876年~1905年と30年弱の操業でしたが、このようなイギリスらしい草花をモチーフにした器を多く作っています。
Sandwich set として、大きなプレート1枚 小さなプレート6枚セット
¥20,000(税別)
サイズ 大プレート23cm×23.5cm 小プレートφ18cm
大きなプレートのみ ¥6,500(税別)
小さなプレートのみ ¥2,500(税別)
秋の京都へ
秋の柔らかな日差しが気持ちの良い京都へ、日帰り旅をして参りました。
目的は、ギャルリー田澤さん。ネフェルギャラリーさんのエジプト綿織物 NAGADA-HOME COLLECTION展が開催されているのです。
ギャルリー田澤さんの東洋と西洋の美が融合したため息の出る程に美しい空間に、アフリカの大地と太陽を感じさせるアースカラーが加わって、洗練の中にも温かさがある素敵な展示でした。
会期は26日(日曜日)までです。
詳しくは、こちらを御覧ください。
さて、その後は、
下鴨神社に参拝に。
え?あ、はい。白状しますと、みたらし団子をいただきに下鴨神社に。
夏休みのバーベキューの時、京都のお子さんが、自由研究としてアンケートを皆に取っており、洋菓子と和菓子はどちらが好きですか?みたらし団子とわらび餅はどちらが好きですか?みたらし団子は下鴨神社が発祥ということを知っていますか?などの質問に、関東の大人たちは、やれ、私はみたらし団子だ、僕はわらび餅だ、それは本物を食べたことがないからだ、と盛り上がって以来、ずっといただきたかったのです。京都のみたらし団子を。
みたらし団子は、京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う『御手洗祭り』が語源とされています。諸説あるようですが、境内(糺の森)にある御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模して、この団子がつくられたとされています。焼いたお団子5つのうち1つが離れているのは、先端の一つは頭を表し、下の4つは四肢を表しているのだそうです。
アンティークと共に楽しむ秋のスイーツ
箱根の山がうっすらと色づき始める頃となりました。お天気にも恵まれ、絶好の行楽日和、そしてSweets日和(?)となりそうな今週末25日の土曜日に、箱根やまぼうしにて開催される「アンティークと共に楽しむ秋のスイーツ」にいらっしゃいませんか。
FLORAL1周年イベントでもお世話になりました、鎌倉のPatisserieRさんの5種類のお菓子を、ゆったりした空間で秋を楽しみながらコーヒー、紅茶とともに召し上がっていただくというとても贅沢なイベントです。
FLORALは器を担当させていただいております。
PatisserieR田中玲子さんによるデモンストレーションや、お菓子や材料についてのお話もあり、そして恥ずかしながら、私も器のこと、外国でアンティークを楽しく買うためのポイントなどをお話させていただきます。
お菓子の販売や、FLORALの器の販売もございます。
ここで、当日お召し上がりいただくお菓子についての最新情報です!
・オペラシトロン
・青りんごとピスタチオのムース
・洋梨とドライブルーベリーのパイ
(夏に軽井沢で採れたブルーベリーをセミドライにしたものと
生の洋梨をパイで包んで焼き上げます) お持ち帰り可能
・いちじくとくるみのタルト
(セミドライにしたいちじくを赤ワインで戻し、くるみ入りの卵液と一緒に
タルトに流して焼き上げます) お持ち帰り可能
・絞りたてマロンシャンティー
玲子さんのお菓子、堪能したいけどそんなにたくさん一度にはいただけないと思っていらっしゃる方もご安心下さい。一部お持ち帰りいただけるものがございます。
日程が迫っておりますので、お早めのご予約をお願い致したく、下記やまぼうしHPのお申込みフォームに加えて、お電話でのご予約もお受けしております。
秋の気持ちのよい一日、皆さまとご一緒出来ますことを楽しみにいたしております。
尚、鎌倉の店舗はお休みをさせていただきます。
FLORAL 0467-91-5181
やまぼうし 0460-83-1288
大人のハロウィン・コーヒータイム2
HORNSEAのカップ&ソーサーとも相性の良いMIDWINTERのお皿でかぼちゃプリンを。
夕暮れもすっかり早くなった秋の3時のコーヒータイムです。
HORNSEA
カップ&ソーサー ¥3,500(税別)
シュガー&クリーマー ¥6,000(税別)
MIDWINTER
プレート ¥2,000(税別)
大人のハロウィン・コーヒータイム
古代ケルト人に由来し、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す為の宗教的儀式の意味合いがあったと言われるハロウィン。現在では宗教的な意味合いはなく、アメリカを中心にお祭りとして定着しています。日本でもハロウィンパーティが随分定着していますね。
実りの秋、収穫の秋、気持ちのよい気候が食欲を増進する食欲の秋でもあり、ハロウィンでなくても濃厚なかぼちゃやマロンのお菓子が魅力的です。かぼちゃたっぷりのプリン作ってみました。大人の秋のコーヒータイム。いかかでしょうか。
器は、GRINDLEY社のDURALINEです。 楕円型で、少し縁が上がっていますので、深さがありながらも底は平らですので、プリンの様な柔らかいお菓子から、野菜やお肉のグリルまで便利にお使いいただけます。落ち着いた、踊るような葉っぱの絵柄で、盛り付けのテクニックいらずなところも嬉しいところです。
GRINDLEYの器のバックマークには、製造の年だけでなく月までプリントされているのが楽しいところです。
マークによれば、この器は1966年11月生まれ。この時の日本といえば、マイク真木さんの「バラが咲いた」や布施明さんの「霧の摩周湖」がうまれた年だそうですよ。
GINDLEY
プレート W30cm×D27cm×H3cm
¥5,000(税別)
ありがとうございました
アンティークフェアin新宿でお会い出来た皆様、ありがとうございました。
何度目かの大きなフェア出店でしたが、その会場ごとに雰囲気も異なり、色々なお客様、そして出店の同業の方々にもお会い出来る楽しい機会です。
鎌倉のお店でみなさまにお会いできる事を一番大切にしながらも、様々な機会を大切にして行きたいと思います。
明日からはまた通常営業に戻ります。どうぞよろしくお願い致します。
アンティークフェアin 新宿
みなさまにお褒めいただく、フローラルの外の植栽。大家さんがデザインし、丹精込めてお世話なさっている植物たちです。今日は朝から植木屋さんが入って、剪定作業をなさっていました。
大家さんが、ディスプレイに素敵そうなものをとキレイなところを選んで、持って来て下さいました。
ローズマリーにギンバイカにソヨゴ。お店の中がローズマリーのいい香りでいっぱいです。
写真一番右が、冬の青、と書く「そよご」。その名の通りの常緑樹で、葉と葉がぶつかり合うとそよそよと独特の音がすることから「そよご」と名付けられたのだとか。ちょうど赤い可愛らしい実を付けています。
写真一番左のギンバイカは、梅花に似た白い花にフサフサとした糸のような雄しべが特徴的な花で、初夏にはその美しさで目を楽しませてくれました。今はブルーベリーにも似た緑の実をつけています。
明日10月10日(金)~12日(日)まで、都庁近くで開催される「アンティークフェアin新宿」に出店いたします。
鎌倉の店舗は期間中お休みをさせていただきます。
新宿でもたくさんの方にお会い出来たら嬉しいです。
アンティークフェアin新宿に関しての詳しい情報は公式サイトを御覧くださいませ。
フローラルはフローラルらしく、小さなスペースです。はい。。今日いただいた緑達も持って行けるといいな。
スナックセット
どこまでも可愛らしかったりんごのスナックセットはせっかくご覧頂きましたのに、すぐにご売約済みとなっておりましたので、続けてスナックセットをご紹介したいと思います。先日と同じ、アメリカ・ヘーゼルアトラス社の3Sスナックセットです。
3Sとは、Snackスナック、Sip飲む、そして最後の一つはなんとSmokeタバコ!
たばこを吸える場所などほとんどないであろう現在のアメリカからは考えられませんが、右側手前にタバコ置きが付いているのです。
しっかりとした作りとガラスのビー玉の様なつぶつぶボールがアメリカらしい可愛らしさです。つぶつぶボールと言えば、王道キャンドルウィックのシリーズやフェデラル社のスナックセットなど、男性的なようでいて可愛らしいデザインの多い1900年代中期のアメリカンデザインにもとても惹かれます。
今日は、お客様が買って来て下さったベルグフェルドさんのパンと、お隣のドイツ・ソーセージ・ハムのアルトシュタットさんのハムでクロックムッシュ風を作って美味しくいただきました。
そんなランチタイムにぴったりの器です。
ヘーゼルアトラス・スナックセット
プレートサイズ W27cm×D15.5cm カップφ7cm×H6.5cm
SOLD OUT
りんごのスナックセット
なんて可愛らしいのでしょうか。アメリカ・ヘーゼルアトラス社のりんごのスナックセット。
スナックセットとは、プレートとソーサーが一体になっており、軽いスナックやお菓子の時間に使われたものです。こちらは1950年~60年頃のもの。プレートにはりんごの花のエンボスが施されています。りんごの花のないシンプルなガラスのものもありますが、意外とこちらのほうが大人っぽい可愛らしさがあるような気がします。
りんごのケーキを焼き、アップルティを入れてみました。
SOLD OUT となりました。ありがとうございました。