2014年7月
スナックセット
夏本番となりました。この暑さに、どのように日を遮るかばかりを考えてしまいますが、思い切って短時間でも、気持よく肌をさす真夏の日差しの下に出てみると心にも体にも栄養を与えてくれるようです。
紺碧の海にキラキラと反射する美しいプレスガラスのスナックセットは、フローラルには珍しいアメリカ・アンカーホッキング社製。イギリスのものは、紅茶にお菓子を一つ乗せるような優雅な陶磁器製が多いですが、こちらはアメリカらしく厚手で丈夫で気楽です。風が吹いていてもどっしりとしたガラスですので、飛んでしまうような心配もありません。
アンカーホッキング社は
1905年に前身のホッキンググラスが創業。1900年代前半はデプレッションガラス、中期にはファイアーキングが爆発的な人気となり、それらはアンティーク・ヴィンテージとして現在でも大変なコレクターズアイテムとなっています。
コットン素材のテーブルクロスも一枚持っていると、日常のテーブルにも外でのピクニックにも便利ですね。お花の刺繍がカジュアル過ぎない雰囲気を作ってくれています。
スナックセット
プレート φ25cm カップ φ9cm×H5.5cm
在庫2セット
ありがとうございます
SOLD OUTとなりました
テーブルクロス
130cm×130cm
4隅に同じ花の刺繍が施されています 刺繍の大きさ(30cm×25cm)
¥7,000(7,560税込)
お休みのお知らせ
7月26日(土)~29日(火)まで、お休みを頂戴致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
お急ぎのご連絡は、
rena@floral-antiques.jp
までお願いいたします。
Royal Doulton・Meadow Glow
MEADOWS GLOW 日の光を受けて輝く草地といったイメージでしょうか。
Royal Doultonの1955年~1964年にかけて製造されたシリーズです。
Royal Doultonといえば、ボーンチャイナの透明感のある白が有名ではあるのですが、こちらはちょっとイメージが違い、とてもあたたかみのある素朴な美しさと可愛らしい色使いです。写真の技術が未熟で申し訳ないのですが、実際には白ではなくてもっとあたたかみのあるクリーム色なのです。
紅茶やコーヒーにたっぷりミルクを入れたくなるような、パンにたっぷり新鮮で美味しいバターを塗りたくなるような。
ぜひ実際の色を見にいらしてくださいませ。
カップ&ソーサー&プレート トリオ ¥6,000(6,480税込)
クリーム&シュガー ¥6,000(6,480税込)
ポット ¥18,000(19,440税込)
ベークライトの柄のバターナイフ ¥1,400(税込)はお色を揃えたみたいにぴったりです。
Royal Doultonは
1815年 John Doultonがロンドン・ランベスにストーンウェアを作る小さな窯を共同出資者と共に作ったことからスタートします。その後2代目の息子Henryによって飛躍的な成長をすることとなります。Henryは、蒸気機関技術を製造に取り入れ、炉器製の排水設備や衛生用品などを作り、産業革命期のロンドンの近代化に大きく貢献すると共に会社を大きく成長させます。
1877年 陶器メーカーとして揺るぎない地位と富を築いたHenryは、現在も本社となっている陶器の街、ストーク・オン・トレントのバーズレムに拠点を移します。かねてから芸術性の高い作品を作ることを夢見ていたHenryは、この地で研究を重ね、ボーンチャイナなどの開発やアートスタジオを設立し、優れた職人の育成に心血を注ぎます。このような努力が実り、1887年には英国陶磁器界ではじめてヴィクトリア女王より爵位を賜ります。その十年後、ヴィクトリア朝の終焉を見守るようにしてこの世を去ります。
1901年 エドワード7世よりロイヤルワラントを下賜され、Doulton社は、Royal Doultonとなります。
その後も発展を続け、現在では、ミントン、ロイヤルアルバート、ロイヤルクラウンダービーなど名立たる陶磁器メーカーを傘下にし世界最大の陶磁器メーカーの一つとして君臨しています。
FLORALにちょっぴりParisの香り
パリ在住30年のカメラマンでコーディネーターの女性がセレクトしてくれた
BIOのクリーム、バスソルト、そして、伝統的な手法で作られたマルセイユ石鹸などが届きました。
BIOとは、EUのオーガニック認証を受けたもののこと。BIOが生活に根付いているフランスではBIOマルシェで、生活雑貨や野菜、チーズ、ワイン、はちみつなどなど生活周りのたくさんのものを買うことが出来ます。
石鹸や化粧品は毎日使うものですから、特にこの季節、体にも心にも優しいものを使いたいですね。そして何より、香りもよく、見た目にも美しくワクワクするようなものばかりです。
インド・ブロックプリントと刺繍のチュニック・ワンピース
ネフェルギャラリーさんより、インドの素敵なブロックプリントや刺繍のチュニックやワンピースが届きました。
夏のSALE価格でお届けいたします。
上の写真は、肌触りの柔らかなガーゼのようなインドコットンのワンピース。白とレースと刺繍。永遠の心躍る組み合わせですよね。涼しげですが、繊細な刺繍ワークがエレガントで、胸元もとても凝っています。
¥10,000(税込10,800)
下の小さな写真は、クリックしていただくと拡大します。
こちらは、ブロックプリントのチュニックやワンピースです。ブロックプリントは、バッグもご紹介していますが、インドの伝統的な技法によるもので、手彫りの版木を使い草木などの染料を布に捺してゆくというもの。大きくても20cmほどの版木を捺してゆく作業は気の遠くなるようなものなのです。全て手作業ですので、染のムラや少しのズレがあったりします。それが手仕事の味わいであり、世界に一つしかないものの良さであると思います。
こうして見ると、刺繍は女性の仕事。ブロックプリントは男性の仕事なのですね。
ブロックプリントのワンピースやチュニック。淡い色合いと薄手のインドコットンやシフォン生地が、来る猛暑を快適にしてくれるはずです。
¥12,000(12,960税込)・¥13000(14,040税込)・¥15,000(16,200税込)
売上の一部は、ネフェルギャラリーさんを通して、インドHarigaonの教育施設に寄付されます。
ネフェルギャラリーさんの支援活動報告は、こちらを御覧ください。
ガラスで涼やかに
数日の雨の後、いよいよ梅雨明けだそうです。
暑い夏を乗り切る知恵は色々あると思いますが、涼やかなガラスを生活に取り入れるのも一つですね。
どっしりとした厚手のガラスに可愛らしいフローラルペイントが施された、クリーム&シュガーポット。
窓辺に置いてみましたら、キラキラと夏の日差しが反射して綺麗です。
下の写真は、ショットグラスです。ショットグラスなのに可愛らしい花柄。
キュっと一杯。もかっこいいですが、ピンやら小さなハサミやらピンセットやら、とかく無くなりがちなちいさなものを入れて洗面台で使うと、見た目にも素敵でとても便利なのです。
シュガー&クリーム セット
ショットグラス
全てSOLD OUTとなりました。
ありがとうございました。
蓮と蓮根
梅雨明けにはまだ少しあるようですが、夏本番の暑さが続きますね。
涼を求めて、朝のお散歩。鶴岡八幡宮の蓮を見てきました。
満開だったわよ。とおっしゃる方も、まだ咲き始めねとおっしゃる方もいらして、これがどの状態なのかあまり良くわからないのですが、清々しい美しさでした。朝早い時間がおすすめです。
お散歩から戻って、頂戴した和久傳さんの蓮根のお菓子「西湖」を熱いお茶と一緒にいただきましたら、何と美味しいこと。
花より団子。 かな?
HORNSEA・続き
昨日の続きです。
HORNSEA 花柄が可愛らしいSaffron シリーズもございます。温かみのあるデザインとお色味が人気です。
写真の他にも、チュリーン、プレート、ソルト&ペッパーなど、揃っております。
全て店舗にない場合がございますので、ご希望のものがおありの場合はお越しいただく前にご一報いただければ、ご用意致します。
カップ&ソーサー ¥3,500(税込3,780)
キャニスター ¥6,000(税込6,480)
ジャグ ¥5,000(税込5,400)
HORNSEA
人気のHORNSEAも入荷しております。
ミッドセンチュリーや、北欧の食器や家具とも相性がよく、コレクタブルとして国内外で人気となり、イギリスでも徐々に手に入りにくい状態となりつつあります。
HORNSEAは、
1949年Colin and Desmond Rawson兄弟によってヨークシャー州に設立
1950年代~80年代を中心に大変な人気を誇り作陶は2000年まで続くも残念ながら閉鎖
こちらは、1967年に発表され1989年まで製造されたHeirloomシリーズのキャニスターです。
デザイナーは、HORNSEAで最も活躍したデザイナーの一人、John Clappisonです。Johnは1937年、肉屋を営み、アートに関心の高かったPilip&Enith Clappisonの間に生まれます。両親の影響もあり、Johnは地元のArts & Craftスクール、カレッジへと進むこととなります。
1950年、まだJohnが10歳の頃、父Philipは、肉屋を売り、友人であったColin and Desmond Rawsonが設立したHORNSEAポタリーに出資します。これがきっかけとなり、自然の流れからJohnのHORNSEAでのキャリアがスタートすることとなるのです。Colin&Desmondは早くからJohnの才能を見出し、ロンドンの王立美術学校へ留学させます。しかし、すでに作陶経験のあったJohnにとって学校での勉強は物足りず、多くの時間をV&Aミュージアムや高級デパートメントストアを見学することに費やしました。1958年、チーフデザイナーとしてHORNSEAに戻ったJohnは、上質でありながら量産出来る陶器を作るため、数々の新しいデザインや技術の開発を進めます。HORNSEAのような小規模ポタリーにおいては、全てを手描きで仕上げるにはコストがかかりすぎ、また大規模な機械を導入するには規模が小さすぎたため、革新的な技術が必要だったのです。
その革新的で、重要な開発の一つが、このHeirloomやSaffronに代表される絵付けの技術です。HORNSEAの特徴である立体エンボスは、釉薬を弾く特殊な溶剤の開発により、釉薬のかかった艶のあるぷっくりとした部分と、釉薬がかかっていないマットな部分から出来ているのです。いつまでも触っていたくなるような、温かみのあるデザインと手触りはこうして誕生しました。その後この技術は、多くのイギリスのポタリーで使われることととなります。
キャニスター大 H20cm 口のφ11cm ¥7,000(税込7,560)
キャニスター小 H11cm 口のφ10cm ¥5,000(税込5,400)
お休みのお知らせ
明日、7月10日(木)は、お休みを頂戴いたします。
ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
台風の進路が心配ですね。
外に出られない(出てはいけない)時はゆっくり読書とコーヒータイムも良いものです。
ラスティックでちょうど良いサイズのコーヒーテーブル W62cm×D53cm×H58cm SOLD OUT
チェア H85cm 座面W34cm×D34cm SOLD OUT
ヴィンテージクッション 38cm×38cm ¥3,500(3,780税込) 在庫1枚
テーブルの上のコーヒーセットは、スージークーパーのハイドパークシリーズです。またご紹介させていただきます。
因みに、読みかけの文庫本は、「巨人達の落日」ケン・フォレット著 戸田裕之訳 ソフトバンク文庫
前作の大ベストセラー「大聖堂」は、児玉清さんの帯に惹かれて書店で手に取りました。今回の帯も児玉清さん。
「厳然たる史実の隙間にフィクションの滅茶面白さが大爆発する。これぞフォレットの歴史小説マジックだ!!読みはじめたら、もう絶対に止まらない。」
1900年代・ウェールズの炭鉱の町から始まる物語。炭鉱労働者と英国貴族の運命が絡み合う壮大な歴史小説です。炭鉱労働者のヴィレッジの過酷な生活と、貴族の華やかな生活の映像を想像しながら読んでいます。止まりません。
楽しいキッチンウェア
毎日新商品を洗っては出して、洗っては出しています。
ホウロウ(エナメルウェア)、木製などのヴィンテージのキッチンウェアもございます。
ほとんどがイギリスのものですが、ホウロウの一部は旧ユーゴスラビア製です。ブルガリアからたくさんのホウロウを持ってイギリスに販売に来ていたご夫妻から譲っていただいたもの。白、黒、青、赤、黄色、緑、オレンジ色などなど色とりどりで見ていても本当に楽しかったのですが、買ったものが届いてみると、私自身が好きなオレンジやグリーンやブラウンばかりでした。キッチンには合う色ですよね。
CHICOREEの缶はフランス製です。スパイス入れやキャニスターで、Sugar,Tea,Coffee,Nutmeg,Clovesなどは日本でも馴染みがありますが、この〔CHICOREE・チコリ〕は乾燥したハーブやスパイスとしてはピンと来ませんね。最近ではスーパーなどでも見かけるようになりましたが、生でサラダやフィンガーフードとしていただくという印象です。かつてヨーロッパでコーヒーが高級品であった頃に根の部分を細かくしてローストし、代用コーヒーとして用いられていたそうです。現在でもたんぽぽコーヒーのようにノンカフェインの代用コーヒーとして任期なのだとか。その他にも根、花、葉、種、全ての部分がスパイスとして使われているのだそうです。
CHICOREE缶 H15cm×W13cm×D8cm SOLD OUT
ホウロウ 片口 カップ H10cm×φ10cm ¥5,000(5,400税込)
ホウロウ ソープディッシュ W12cm×D7cm ¥5,000(5,400税込) グリーンのみ
ホウロウ コランダー(水切り)φ25cm×H10cm ¥8,000(8,640税込) SOLD OUT
Susie Cooper チュリーン
Susie Cooperのチュリーンはとても使い勝手が良く、ご飯、煮込み、蒸し野菜、サラダなどなど私も愛用しています。今回は、探していたウェディングリングシリーズの淡いピンクとベージュのグラデーションのチュリーンに出会うことが出来ました。グリーンですと野菜などにはよく合うのですが、白いご飯にはちょっと合わなかったり。このお色なら淡い暖色ですから食欲をそそる色合いで、何のお料理にも合うでしょうと思い、探していたのです。
そしてもう一つ使い勝手が良い理由、蓋を開けて置くときに、上部が平らになっているので、安定して置くことが出来るのです。取っ手やつまみが上についている一般的なデザインのものは、裏にして置くとぐるぐる回ってしまいますよね。デザインまで手がけたスージーの女性ならではのアイデアなのかもしれません。
年代c1935 ウェディングリングシリーズ
サイズ φ21cm×H7cm (蓋込の高さ約15cm)
金額 ¥26,000(税込¥28,080)
それから、陶器のレードル。毎日使うのには便利ではないかもしれませんが、お客さまの時などには、おうちのお玉をお出しするわけにもいかないし、サービングスプーンでは取りにくいし、木のお玉は合わないし、とのことで、意外な人気商品なのです。デザインも素敵なものが多く、集めてみるのも楽しいかもしれませんね。
サイズ 約20cm
金額 各¥5000(税込¥5,400)