FLORAL DIARY

2014年2月

3月末・イギリスに買付の旅に出ます

 イギリス 307

買付の為、3月30日~4月10日までFLORALはお休みをいただきます

写真は、ロンドンを車で南下すること約2時間、中世の美しい町並みを残すRyeライで泊まった宿、マーメイド・インです。宿としての創業1420年!

1420年とはヘンリー5世の時代。日本で言うと、応永27年のこと。恥ずかしながらピンと来ませんが、雪舟が生まれた年だそうですよ。

細く天井の低い階段や廊下は暗く、斜めになっていてバランスをとるのが難しいぐらいですが、歴史を経た美しさにワクワクします。エリザベス女王や皇太后を始めとするロイヤルファミリーだけでなく、シェークスピアなどが投宿したことで知られますが、もっと有名なのは、18世紀には、密輸業者の巣窟であり、幽霊がよく目撃させれる宿だと言うこと。決闘する男や、密輸業者に殺されたメイドなど。ヒッ!小説の世界です。それを知ったのは宿泊後でしたので、宿泊中はそんなことを全く感じることなくぐっすりと休みましたが。

マーメード・インのホームページには、マーメイド・インのGhost Stories が部屋ごとに詳しく書かれています。”Most Haunted(一番幽霊が出る)”とテレビで紹介されましたとの記載も。名誉なのでしょうか笑)これも歴史の一部なのですね。アンティーク好きの方だけでなく、幽霊好きの方も是非一度いらしてみてはいかがでしょうか?

話がだいぶ脇にそれてしまいましたが、Ryeのこと。2時間もあれば1周出来てしまうような小さな町ですが、約30軒ものアンティークショップがひしめいています。

Ryeを訪れる目的はMrs. Ann Lingardを訪ねること。

故天沼寿子さんのDepot-39をご存知の方にはお馴染みかもしれません。もうお仕事はリタイアされていますが、伝説のアンティークディーラーです。天沼さんに連れられて、私が初めてお会いしたのは、もう現役を退かれからでしたので、素敵なイギリスのおばあちゃまという感じなのですが、以前は、大きなキャビネットなども次々と一人で倉庫内を動かすほどのパワーだったとのこと。おとぎ話に出てくるような素敵なご自宅にお邪魔して、FLORALのために集めて下さったものたちを見ながら、来歴を伺う時間は、どんな書物からも学べないような貴重な情報がたくさん詰ったとても大切な時間です。

天沼さんには、この方にはこんなお話を聞きなさい。この方にはここまでお願いしても大丈夫。等々、イギリスでの仕事の仕方を惜しみなく教えていただきました。それが今財産となっていることに心から感謝しています。

渡英を前に、「このシリーズを探しているんだけど」「これ買って来て」というものがございましたら、お申し付けくださいませ。可能な限りお探しいたします。

 

 

ご遠方のお客様へ

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ここのところ、続けてご遠方のお客様より、お問い合わせをいただきました。

ネットショップオープンが出来ておらず、大変大変申し訳ありません。

お電話・メールにてご連絡をいただけましたら、全て通販可能でございます。

詳細のお写真もお送りいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

0467-91-5181(11:00~18:00火曜お休み)

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春の気配

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紫の美しいスイートピー。

スイートピーは、1600年代後半にイタリア・シチリア島で発見され、植物研究休家でもあったイタリア人の司教によって種子がイギリスにもたらされました。その後イギリスで品種改良が重ねられ、ヨーロッパに広がります。

エドワード7世(1841~1910)のアレクサンドラ王妃が愛したことでも知られ、この時代の晩餐会にはスイトピーをふんだんに使う装飾が大流行したそうです。私達が普段目にするのは華奢な花の部分だけのことが多いですが、太い茎と、長く伸びるツルを畑で見て驚いた記憶があります。きっと大胆で優雅な装飾であったことでしょう。

そう言えば、以前グリーンカーテンでゴーヤを育てたことがあり、立派なグリーンカーテンになったのですが、次々と出来るゴーヤを食べきれないプレッシャーがストレスになったことがありました 笑) スイトピーのカーテンなら綺麗でいいかもしれません!

写真下の器

WEDGWOOD  FLORAL

珍しいUSA Patentです。

¥3,150

左上は、ソースボートで¥16,800です。

外はまだ雪景色ですが

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2週続けての大雪。雪かきにお疲れの方も多いことと思います。

私は、ちょうど退院前日と、お店に復帰前々日が大雪というタイミングでした。

全く雪かきでお役に立てず・・・ご近所の方にお世話になることとなり本当に申し訳なく、ありがとうございました。

ご迷惑をおかけいたしましたが、昨日より、お店を開けております。

菜の花、チューリップ、スイトピー。また頂いたお花達で、店内は春満開です。

春を飾る花器もたくさんご用意しております。お立ち寄りいただければ嬉しいです。

鎌倉もまだお足元は防水靴でお越し下さい。

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Valentine’s Day

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雪のバレンタインデー。

どうぞお気をつけて、暖かくして素敵な一日をお過ごしくださいませ。

カップ&ソーサーは、Royal Worcester [OLD WORCESTER PARROT] 1931年

少し強めのピンクなのに上品な色合いでとても気に入っています。

ごめんなさい。母から受け継いだもので、非売品です。

Royal Worcesterは、

1751年 化学者で医師のDr. John Wallが技術指導、William Davisが経営者として、15人の地元のビジネスマンによる出資を受け、Worcester市で創業

釉薬の上にペイントをする高度な技術と、新しい転写技術の開発により、大量生産だけでなく、高品質を維持します

1789年 ジョージ3世により、英国陶磁器界初のロイヤルワラント(王室御用達)を授かり、現在まで途切れることなくそれを維持

2001年 女王エリザベスⅡ、フィリップ殿下臨席のもと、創業250周年を祝うも、2008年 Portmeirion Pottery傘下に

ロイヤルウースターと言えば、熟練工によるハンドペイントと金彩が豪華なペインテッドフルーツで有名ですね。

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2月16日・FLORAL再開のご案内

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先月21日より、お休みをいただきましたが、復帰いたしました。

「お店行ったのよ」とのご連絡もいただいてしまいました。他にも同じような方がおいででいらしたかと思うと、駅からも少し離れた場所ですので、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。大変ご迷惑をお掛けいたしましまして、申し訳ございませんでした。また、ホームページをご覧頂いた方からは、ご心配をいただき、ありがとうございました。今後は、このようなイレギュラーなお休みがないようにしっかりと体調管理をして参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

同じように椎間板ヘルニアを抱える近い知人が数人いたことも、今回ご連絡をいただき初めてわかりました。(まだ病気自慢をするお年頃でもないので(^.^)お互い知らなかったのです)

2月16日(日曜日)より通常通り営業をいたします。また皆さまにお会いできましたら大変嬉しく存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ハセガワフローリストさん

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街のウィンドウディスプレイは、バレンタイン一色でしょうと想像しています。

東京タワーの程近くにある、ハセガワフローリストさん。丹下都市建築設計の手掛けた、壁面グリーンの印象的な建物をご存じの方も多いと思います。

ハセガワフローリストさんのディスプレイも「バレンタイン」。ディスプレイ用にフローラルの器やキャンドルスタンドなど数点をお使いいただいています。ご担当の方が鎌倉にお越しくださり、選んで行かれました。

美しいお花と、お菓子と、器。バレンタインでなくても心踊る取り合わせですね。立春を迎えても寒い日が続きますが、ピンク一色のディスプレイを見ると、桜の美しい季節もそう遠くないのかなと感じます。

ステンドグラスのある家

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入院して期せずしていただいた長期のお休み。

普段出来なかった読書をたくさんしようと、積みっぱなしにしていた本を色々と持ってきてもらいました。

昨日今日と2日間かけて読んだ中島京子さんの「ちいさいおうち」。第143回直木賞受賞作です。

女中・タキが心から愛した「赤い屋根の家」。そこには美しい時子奥様とご主人、恭一ぼっちゃんにお仕えしたタキの全てが詰っていました。

タキと時子奥様の目から見た戦前戦中の暮らしの描写は、とても美しいものでした。戦後生まれの私達が利便性と引き換えに手放してしまった、丁寧で、美しい生活の様子が美しい山の手の言葉と共に描かれたとても素敵な本でした。

「あの時代は誰もが、なにかしら不本意な選択を強いられた」と最後に語られる場面があります。

兵隊に行った男性もそれを支えた女性も子供もお年寄りも。絶望と悲しみと苦難の時代だったに違いありません。私達の祖父母、両親が体験した、ついこの間のことであった筈なのに、平和な日常を当たり前のように思っている自分を感じます。この本の後には、三浦綾子さんの「銃口」を続けて読みましたので、尚更かもしれません。

 

タキが愛した「赤い屋根の家」には、優美なステンドグラスがはめこまれていました。

イギリスに買付に行くと、いつも立ち寄るステンドグラス専門の倉庫があります。教会などにある大きなものではなく、一般の住宅のドアにはめられていた小さなものが中心ですが、それはもう何千枚のストックです。FLORALはインテリアがメインではありませんのでそのなかからほんの数枚だけを選んで来るのですが、軍手をはめての格闘です。繊細で優雅なものから、華やかなものまで、それぞれの家庭の雰囲気を想像するだけでとても楽しくなる作業です。次回行った時にはあの「赤い屋根の家」にはまっていたようなステンドグラスを探してこようかな?と少し楽しい気分になってしまいまいました。

とても気に入っている1枚。写真は1枚ですが、左右対のリボンで2枚1組です。

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