2013年11月
SUZANI展
京都・ギャルリー田澤さんで開催されている「SUZANI展」に行って参りました。
SUZANIの素朴で温かみのあるバッグとに驚くほどにBeyulのネックレスが溶け込んでおり、ディスプレイのセンスの重要性を改めて心に刻みました。
詳しくはギャルリー田澤さんのHPをご覧下さい
http://ameblo.jp/g-tazawa/entry-11714819921.html
ギャルリー田澤さんの木屋町店の、息を呑む美しさのクリスマスディスプレイも必見です。
本物の、大人のためのクリスマス。拝見出来て幸せでした。
ちょっとおまけで
せっかくの晩秋の美しい京都。早起きして、観光もしてきました。
時間に制限がありましたので今回は、三十三間堂だけをゆっくりと。
も一つおまけで
早朝京都に向けて出発しましたので
日の出直後の鎌倉・八幡さまもほぼ独り占めでした。
臨時休業のお知らせ
誠に勝手ながら、本日京都出張の為、臨時休業とさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
FLORAL
SUZANI展
京都のギャルリー田澤さんにてNeferギャラリーさんによる「SUZANI展」が開催されています。
SUZANIとは
現在のウズベキスタンを中心に18世紀頃より作られた、刺繍を施した布地。主にウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン等の中央アジアを中心に作られ、ペルシャ語の「針」「針で縫うもの」という語源からSUZANIと呼ばれるようになりました。
この布地は母から娘に代々伝統として受け継がれ嫁入り道具として新郎に進呈したと言われています。
日本では馴染みがありませんが、西洋諸国ではわざわざこの布地を求めて歩くほどコレクターも多く、現代では珍しく貴重な品物です。
SUZANI展パンフレットより抜粋
この貴重なSUZANIを使い、手仕事で仕立てられたバッグがSarah’s Bagです。色鮮やかな色彩と古布ならではの温かみはそのままに、スタイリッシュ且つ機能的なバッグは、世界にたった一つしかないものです。美しい色合わせと手の込んだ刺繍がとても印象的です。
美しいバッグに合わせ、急遽Beyulのネックレスをディスプレイしてくださることとなりました。
詳しくはこちらをご覧下さい
http://ameblo.jp/g-tazawa/entry-11702614797.html
会期は11月27日(水)より12月19日(木)まで。月曜休廊です。
美しく心沸き立つ季節を迎えた京都、是非お出かけくださいませ。
明日、11月29日金曜日、FLORALは臨時休業させていただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ウ・ヨンミさんの刺繍
イギリスのヴィンテージの、絵本のような可愛らしい刺繍も大好きですが
韓国で初めてウ・ヨンミさんの刺繍に出逢った時、そのシンプルで可憐な花達のとりこになってしまいました。
昨日ご紹介したアトリエのどっしりとした素敵なテーブルで一人で丁寧に大切に刺繍をなさっていますので、たくさんの作品は出来ません。そして、同じものもありません。
コースターやハンカチ、ランチョンマット、クッション、ベッドカバーなどの大きなものまで。ベースの自然の風合いを生かした木綿生地にほんの一輪施された刺繍が、シンプルな美しさというものを教えてくれます。
現在FLORALでは、コースター、ハンカチ、ランチョンマットをご用意しております。
韓国買付の旅
FLORALでは、韓国のジュエリー作家さん、刺繍作家さんの作品も扱わせていただいていています。
今回は、刺繍作家ウ・ヨンミさんのアトリエ兼ショップの様子を少しご紹介いたします。
この美しい小さなアトリエは、ソウル三清洞・北村の小さな小道の奥にあります。
ウ・ヨンミさんの作品は、繊細で可憐な野の花の刺繍。それを生み出す作業台から、ショップから、彼女の小さなキッチンに至るまでセンスが行き届いています。居心地が良く、出して下さる自家製の果実茶もとても美味しくてついつい長居してしまいます。
小さな刺繍入りのコースターからクッション、ベッドカバーなどの大きなものも。
FLORALでは、韓国伝統工芸師の作る竹籠に刺繍のカバーをつけたものやテーブルマット、草木染の巻きスカートにワンポイントの刺繍を施したものなどを扱わせていただいていますので、少しずつご紹介して参ります。
大人のワンピース
佐野淑子さんにFLORALオリジナル・秋冬のワンピースを作っていただきました。
素材は上品で柔らかみのある上質な圧縮ウール。ウールのしっかりとした暖かさがありながら、驚くほどに柔らかく軽やかです。
大人の女性の悩みを出し合い、洗練された美しいラインを追及しました。お手持ちのカーディガンを羽織っていただいても素敵ですし、下にタートルネックセーターなどを重ねていただいてもキレイなように、袖は甘すぎるパフスリーブにならない程度にふんわりと。暖房のきいているところが多いですし、最近では真冬でも素敵なコートの下は半袖という方も多いようです。
襟元はボートネックに。もう少し鎖骨が見えても美しいと思うのですが、今回はシンプルなワンピースですし、華やかなお集まりの多い季節ですから、ネックレスをつけた時にバランスのよいように致しました。
スカート丈は、膝の真ん中から少しアシンメトリーに片側に流しています。この丈が一番キレイにすっきりと見えると思うのです。
足元はクラシカルなパンプスでもブーツでも合わせていただきやすいよう、軽やかに仕上げました。
お色は、ネイビーとグレーの2色。永遠の定番でありながら、ネイビーは今年の流行色でもあるそうです。
サイズは、MサイズとLサイズ。詳しいサイズはお問い合わせくださいませ。
¥18,900
ネックレスは、既に販売済みですが、似たものをお作り出来る場合がございますので、お問い合わせくださいませ。
帽子は私物です。
片岡鶴太郎さん
昨日は、箱根やまぼうしにて開催されております、片岡鶴太郎さんの展覧会「こころ色」
の初日のお手伝いに参りました。
凜としたストイックな佇まいが本当に美しい鶴太郎さん。今回は、作品と映像・音楽の融合を
テーマに新しい試みが行われました。
鶴太郎さんの作品と、その映像化、そして、Oeufウフ 蓮見さんのギターと横山さんのピアノ。
新しい試みと聞きますと、どこか前衛的なものを想像していたのですが、全く想像とは違う世界でした。
その融合は、懐かしさ、儚さ、戸惑い、喜び、悲しみなど、見る者それぞれの心の奥の感情を
湧き出させるようで、短い時間にぐっとその世界に引き込まれ、涙している方が多くいらっしゃいました。
芸術の力を心で感じることの出来た貴重な体験でした。
こちらのイベントは初日のみで終了いたしましたが、展覧会の会期は24日(日)までとなりますので
是非晩秋の美しい箱根にお出かけくださいませ。
詳しくは箱根やまぼうしHPをご覧下さいませ。
http://www.mies-living.jp/events/2013/kokoroiro.html
臨時休業のお知らせ
明日、11月16日(土)FLORALはお休みをさせていただきます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
尚、箱根やまぼうしでは、明日より片岡鶴太郎さんの展覧会「こころ色」
が開催されます。初日のトークショー&ミニコンサートは既に満席となって
おりますが、会期は11月24日(日)までですので、是非
暮れ行く秋の美しい箱根にお運びくださいませ。
詳しくは、箱根やまぼうしHPをご覧下さいませ
http://www.mies-living.jp/events/2013/kokoroiro.html
Mysterious Russian Blue
Beyulさんより届いた美しいロシアンブルーのネックレス
ロシアンブルーより、Russian Blue と言ったほうがミステリアスなな雰囲気ですね。
映画のタイトルみたいで。鋭い氷河のような美しさが印象的な深いブルーです。
とても貴重なボヘミア産ロシアンブルーと言われるネックレス。ロシアンブルーとは、アラスカの先住民族にもたらされたトレードビーズです。アラスカは、1867年にアメリカ合衆国に売却されるまで、ロシア帝国の植民地でしたので、毛皮などの交易が頻繁に行われていました。
謎は、ボヘミアから遥かアラスカの地までどのようにこの美しいビーズが渡ったのかということ。専門家の意見も分かれるようですが、著名なアンティークビーズ研究家であるElizabeth Harrisはいくつかの説を挙げています。
ボヘミアはロシアを含むヨーロッパ各国にガラス製品を載せた貨物列車を走らせており、その途中で、アラスカの毛皮を扱っていたThe Russian American Fur Companyがビーズを購入し、アラスカにもたらしたという説。
中国の広東にあったヨーロッパ諸国所有の倉庫にあったビーズを、船でアラスカに運んだのではないかとする説。
ハドソン湾会社によってもたらされたという説。
ハドソン湾会社は、現存する北米大陸最古にして、カナダ最大の小売業を中心とする企業で、北米大陸におけるビーバーなどの毛皮交易のため1670年設立されたイングランドの勅許会社・国策会社です。
いずれの説にせよ、この時代に太平洋岸北西部に相当数のビーズがもたらされたということは確かです。
果てしない距離と時間を経て、今日本のこの場所にこのロシアンブルーがあるということを思うと心が沸き立ちます。
詳しくはお問い合わせください。
FLORAL 0467-91-5181